2011年11月25日
今日は、ばいえるから見て川の向こう側、第3駐車場の脇に咲いていた花をご覧いただきます。
今日見た花の名前はまだ知らない私ですが、
『ネットで調べれはすぐ出てくるだろう』
と、最初はいつものように簡単に考えていたのです…
ところが、調べだしてすぐに気づきました…
『似たものが多すぎて全然断定できないのです』
そこでまたしても、いろいろとネット上を散策することに…
数分後、見た目が非常に似ている上に、名前も紛らわしい
『ヒメジョオンとハルジオン』
の、どちらかである可能性が…
ただ、どうにも完全一致に至らないため散策の続行を断念。
だと判断しご紹介することにします。
ヒメジョオンは背の高さが50~100cmにもなる、白い花を咲かせる一年草で、
ハルジオンはちょっと低い80cmくらいまでの多年草だそうな。
茎は初めは枝分かれせず、先の方で数回の枝分かれをして、白か薄紫の花を咲かせ、
ハルジオンは一回り大きな花で、白とピンク。
花はヒマワリのような形だが、周りの花弁がとても細く、時期は初夏から秋にかけて。
ハルジオンはそれよりも前。
標準的には、ヒメジョオンの方が花は小さくて数が多く、根本がすっきりしている。
これに対して、ハルジオンは花は大きくて少なく、根本に葉がある。
また、ハルジオンの蕾は下を向いて項垂れているような特徴がある。
折らなければいけないのですが、完全に見分けたいなら、
茎の真ん中に空洞がなくハルジオンには空洞があると言う違いで分かるとか。
葉の付き方も違い、ヒメジョオンの葉は茎を抱かないが、ハルジオンは茎を抱くように付く。
なお、この両者以外にもヘラバヒメジョオンなど、近縁のものがあると言うから厄介な。
清浄な空気の中で育った時には花弁の白い部分が紫がかることもあるそうだ。
日本には1865年頃に観葉植物として導入されるも、明治時代には雑草となっていた。
現在では全国に広がり、山間部にも入り込んでいて、
1個体あたり47,000以上もの種子を作り、さらにはその種子の寿命が35年と非常に長い。
そんな驚異的な繁殖能力をもっているため、駆除がとても難しいようで、
こんな所にポツンと咲いている理由の一つでもあるのでしょうか。
在来種の植物の生育を邪魔する可能性があり、
とくに自然豊かで希少な植物が多く生育する国立公園や亜高山帯では問題となるため、
ヒメジョオンは、ハルジオンとともに要注意外来生物に指定されている。
その上、日本生態学会によってハルジオンと共に
『日本の侵略的外来種ワースト100』
にも選定されているそう
日本に入ってきた当初は、『柳葉姫菊(やなぎばひめぎく)』と呼ばれたり、
鉄道の線路沿いに広がったことから『鉄道草(てつどうぐさ)』と呼ばれたりしたらしい。
別の種類で『ヒメシオン』と区別するためにヒメジョオンという名前が付いたという説もあるとか。
標準和名はヒメジョオンですが、ハルジオンと混同してヒメジオンと間違って呼ばれることがあり、
同じように、ハルジオンをハルジョオンと呼ぶ間違いもあるようです。
ハルジオンは一部の地域で『貧乏草』と呼ばれ
『折ったり摘んだりすると貧乏になってしまう』と言われているようですが、
名前と同じようにヒメジョオンが『貧乏草』と呼ばれている可能性もありますね。
因みに、 『ハルジョオン・ヒメジョオン』 は、松任谷由実さん10枚目のシングルだそうです。
それではまた