2011年11月26日
今日もいい天気でした。
さて、ばいえる周辺は川に沿って地層が見れることから、
『地学のお勉強』
でしょうか、学生さんが大型バスで見に来ることもあります。
私なんぞには、もう見慣れた風景のひとつですが、その見慣れた地層が、
にあることを、つい最近気づきました。
『もしかして東北の地震からか?』
とも思いましたが、いずれにしろ今まで気づきませんでした。
ばいえるから一番近い地層スポットは、
11月6日の『星音の湯便り』で紹介されている
『トサン渕』
ですが、その周辺でまたしても『あの花』が…
どうやら、セイタカアワダチソウと言う、何とも清潔になりそうな名前のようです。
そのセイタカアワダチソウは花期が秋で、濃黄色の小さな花を多く付けると言い、
河原や空き地などに群生するそうなので間違いなさそうです。
写真のものも1m以上あろうかという花ですが、良く肥えた土地では何と4m程度にもなるとか。
北アメリカ原産で、日本では明治末期に切り花用の観賞植物として導入された植物です。
その存在が目立つようになったのは第二次世界大戦後で、養蜂家が蜜源植物として利用するためにも使ったようです。
昭和40年代にはススキ等その土地に繁殖していた植物を駆逐し、
モグラやネズミが長年生息している領域で肥料となる成分(主として糞尿や死体由来の成分)が多量蓄積していた
なっ、なんと『地下約50cmの深さまで根を伸ばす』生態であったので、
そこにある養分を多量に取り込んだ結果背が高くなり、平屋の民家が押しつぶされそうに見えるほどの勢いがあったそうです。
しかし、平成に入る頃には、生息していたモグラやネズミが駆除されて土壌に肥料成分が蓄えられなくなったり、
他の植物が衰退したことから、自らがアレロパシー成分の影響を受け、派手な繁殖や背の高いものが少なくなったそう。
セイタカアワダチソウの勢いが衰えてきた土地には、ススキなどの植物が再び勢力を取り戻しつつあるようです。
アレロパシーとは、根から化学物質を出し周囲の植物の成長を抑制する、簡単に言えば毒を出しているということの『総称』だそうな。
因みにセイタカアワダチソウが出している物質は、
『シスデヒドロマトリカリアエステル』と言うそうで『cis-DME』と、かっこよく略すようだ。
同時期に増えた帰化植物のブタクサに間違われたこともあってか、一時は気管支喘息や花粉症の元凶だと考えられました。
ですが虫媒花で、花粉の生成量も少ない事などから現在は無関係だと考えられています。
一方、ブタクサによる花粉症の方は、かなりいらっしゃるようで、実は私もそうかもしれません…多分
ではまた
画像でググって~~~ 地下!!